自分は長いのかな? 編集したい人
こんにちは、生ハム帝国です。
最近は在宅でできる副業として動画編集を始めた方も多いかもしれません。
僕が講師を務める動画編集講座MovieHacksも、在宅勤務が増え始めたここ1~2か月は特に注目が高まっていると感じます。
ところで、最近動画編集を始めた人の中には「動画編集は時間がかかって大変だな…」と思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、
- 動画編集にかかる平均的な時間
- 動画タイプ別の編集時間
- 動画編集を短縮する方法
この辺りを解説していきますね!
生ハム帝国
目次
【行程別】動画編集にかかる時間の目安
そもそも動画編集って一口に言って、どんな行程があるのか?というところから解説していきます。
動画編集の作業内容によって時間がかかるかからないというのもありますので、参考にしていただければと思います。
もちろん作業する人によって時間のかけ方も違うと思います。そのあたりもこの記事の後半で解説してきますね。
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素材集め
まず実際に動画素材をカットなどしていく前に必要なのが、「素材集め」。
動画編集を仕事として受注する場合にはおそらくほとんどの場合、クライアント側から素材は用意してもらえると思います。
ただし、場合によってはこちらで静止画を用意する必要があることも。
例えば動画内で使うイラストとか、音楽、効果音などですね。
そういった素材を集める場合、場合にもよりますが時間がかかってしまうこともあります。
約10~30分
動画編集を受注する際に、あらかじめどんな素材が他に必要なのか、といったことを確認する方がいいかも。
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フォントやBGM、いらすとやのイラスト素材とかを集める必要がある場合は、最初の段階で少し時間がかかるかも。
ただ継続案件の場合は最初に時間はかかりますが、後々素材を探す手間はなくなるのでそれほど問題はないですね。
そもそも動画素材の撮影なども業務に含まれている場合は、撮影行程が必要になることも。
動画素材の撮影が必要な場合は機材やスキルも必要になりますので、クライアント側からあらかじめ話があると思います。
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カット編集
まずは動画のカット編集です。
動画素材を動画編集ソフトに入れて必要のない部分をカットしたり、順番を入れ替えたりする必要があります。
この行程で大体動画の完成形に近い形まで編集していく必要があるので、結構時間がかかったりします。
約30分~2時間
使う時間にかなり開きがありますが、これは動画の内容によるっていう感じですね。
例えばほとんど無駄な部分がないトーク系の動画の場合は、「間」とか「噛んだところ」とかが少なければほとんど編集しなくていい事も。
あとトーク系の動画は多くの場合、順番を変えて編集する必要もなかったりするので下手すれば30分くらいで終わる事もありますね。
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一方でシーンなどがコロコロ変わるVlog系や料理系、エンタメ系動画は、そもそも動画素材が多い分結構時間がかかることもありますね。
クライアントのこだわりが強い場合もやり直しが増えたり、結構時間がかかる印象です。
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話しているうちに脱線したり、声が小さくてちゃんと聞き取れないっていう素材の場合は実は一番時間かかるかも…(笑)。
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テロップ、静止画などの素材入れ
動画の大枠が完成したら、テロップ入れをやっていきます。
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クライアントが動画制作の初心者の場合、テロップのデザインとかも動画編集者で考えることがあります。
そういった場合そもそもどういうデザインのテロップにするか相談する必要があるので、時間がかかってしまいますね。
そもそもそういったフォーマットがある程度できている場合で、一語一句正確にテロップを入れる場合は、
1時間~2時間
このくらいですかね。
ただ、僕の動画などもそうなんですが、まるっとテロップを入れるのではなくてある程度要約したテロップ入れの場合は、慣れれば30~1時間くらいでできると思います。
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この部分で優秀な動画編集者になれるかどうかの分け目になっていくと思います。
効果音、BGM入れ
効果音やBGMも、もともと用意されていない場合は結構時間がかかると思います。
ただ、もともと既に動画の形が出来上がっている場合はそれほど時間はかからないかと。
20分~30分
入れる量とかにもよりますけど、30分もあれば入れられるんじゃないですかね。
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エフェクト入れ
テロップや素材にエフェクトをかけたりする場合は、少し時間がかかるかもしれませんね。
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例えばオープニングアニメーションなどを一から作る場合はかなり時間がかかるかもしれません。
とはいえオープニングアニメーションや字幕のエフェクトなどは、多くの場合最初に作ってしまえばあとから使いまわせることも多いので、それほど問題はないと思います。
そもそもエフェクトを入れる必要のない動画編集もありますしね。
0~1時間半
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もちろんAfter Effects使用メインの動画編集の場合はここだけで数時間、数日かかったりします。
まあ、それは専門的な映像制作になりますが。
書き出し
あとは、完成した動画を書き出す作業です。
最終的に見直し&修正チェックしたりする時間も合わせて、
30分~1時間
PCのスペックによっては書き出しに時間がかかることもありますが、こんな感じでしょうか。
サムネイル制作
YouTube動画の案件の場合、サムネイル制作が必要となる事が多いです。
サムネイル制作も動画編集と同様、時間をかけようと思えばかけられる分野ですが、時間短縮しやすい行程でもあります。
20分~30分
使用ソフトに慣れているかどうかにもよりますが、大体このくらいの時間があれば十分だと思います。
【動画タイプ別】動画編集にかかる時間の目安は?
以上がざっくりとした動画編集にかかかる時間でした。
ここからは、動画の内容によってかかる時間を紹介していきますね。
シンプルなトーク系動画の場合
俗にいうビジネス系動画や講義系動画の場合を、まずは紹介していきます。
「素材集め」「書き出し」「サムネイル制作」はどのジャンルでも同じなので、ここでは割愛していきます。
- カット編集・・・1時間
- テロップ、静止画などの素材入れ・・・1時間
- 効果音、BGM入れ・・・20分
- エフェクト入れ・・・30分
こんな感じですかね。
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エンタメ系動画の場合
エンタメ系動画の場合は、トーク系動画よりもこだわりによっては時間がかかる場合もありますね。
- カット編集・・・1時間半~2時間
- テロップ、静止画などの素材入れ・・・1時間半
- 効果音、BGM入れ・・・30分
- エフェクト入れ・・・30分
エンタメ系はクライアント側にも結構こだわりがあったり、「間」を作って笑わせたり面白く作る必要があります。
なので、場合によっては何度も編集しなおしがかかってしまうこともあるかもしれません。
エンタメ系動画はこだわればこだわるほど面白くなることも多いジャンルのため、必然的に編集時間は長くなるかも。
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ちなみに大手のYouTuberが動画編集風景をアップしている動画などもありますので、参考にしてみるといいかも。
↓こちらはすしらーめんのりくさんの動画編集。10分間の動画に丸4日かかっていますね…。
まあ、こだわりの強いエンタメ系YouTuberの多くは自分で編集している印象ですね。
Vlog系&料理動画の場合
次は、Vlog系&料理系です。
動画の素材が多くなることも多いので、必然的にカット編集の時間が特に長くかかる印象ですね。
ただ、テロップのほうはあまり使わないことも多いので、全体的にはそこまで時間はかからない印象です。
- カット編集・・・1時間半~2時間
- テロップ、静止画などの素材入れ・・・1時間
- 効果音、BGM入れ・・・20分
- エフェクト入れ・・・20分
個性が出やすいエンタメ系と違い、素材は多くても画的にはシンプルなものが多いので、編集はしやすいと思います。
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センスは必要になるかもしれませんね。
ノーカットの場合
ノーカットの場合は、一番簡単です(当たり前)。
「動画の再生時間 + α」で編集できちゃいますからね。
ホリエモンさんやメンタリストDaigoさん、もふもふ不動産さんなどは、基本的にノーカットトークのみで編集も基本無しです。
(ホリエモンさんは編集を入れる場合もありますが、基本ノーカット)
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また、マナブさんのようにカット編集はほぼなく、テロップの挿入する、といった場合もあります。
もしも自分でYouTubeチャンネルを運営する場合は、ノーカットでできれば時間的なコストは一番低く済みます。
生ハム帝国
動画編集の時間を短縮する方法
ここまでは、動画編集にかかる時間について解説してきました。
動画編集について言えることは、「時間をかけようと思えばかけられるし、短縮しようと思えば短縮できる」ということですね。
生ハム帝国
ショートカットを利用して時間を短縮する
動画編集に最も重要なのが、「ショートカットを駆使する」ということです。
Adobe Premiere Proを利用する場合、ショートカットは自分のやりやすいように自由に設定することができます。
生ハム帝国
キーボードに適切なショートカットキーを設定して、バンバン時間短縮していきましょう!
最近では高機能マウスなるものもありまして、マウスのボタンにショートカットキーを設定できたりも。
僕は使ってはいないんですけど、これもかなり便利そうですね。
適切な順序設定で効率化
あとは、作業の順序をあらかじめ設定しておくことで作業時間を短縮できます。
いくつかの動画を編集するときに、その都度作業の流れを変えて編集してしまうとかなり時間がかかったりしますよね。
生ハム帝国
同じ作業はできるだけまとめてやった方が効率的です。
例えば、
- あらかじめ最初に素材をすべて入れておく
- マルチタスクをしない
この辺りを意識するだけで作業効率は劇的に上がります。
あらかじめ素材を入れておく
最初にAdobe Premiere Proなどの動画編集ソフトに素材を入れる時に、想定できる範囲の全ての素材を入れておくと効率的です。
編集する動画素材だけを入れるのではなく、イラストや静止画素材、BGMや効果音などもすべて入れるという感じ。
そのために、必要になりそうな静止画や音などをあらかじめ探しておくのがおススメ。
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マルチタスクをしない
あとは、「マルチタスクをしない」というのも重要かと。
例えばカット編集をしているときには全て終わるまで別の作業(テロップ入れ)などをしない、といったことですね。
これをやってしまうと一つの作業に集中できなくなり、かなり作業効率が悪くなります。
なるべく一つの作業に集中して、順番に編集を進めていくのがいいと思います。
作業をフォーマット化する
「適切な準備設定」にも繋がる事なんですが、例えば継続案件の場合などは作業をフォーマット化してしまうのがおススメ。
使う素材やフォントをなるべくそろえたり、カットの癖なども毎回同じように編集すればとても楽です。
Adobe Premiere Proを使う場合は、例えばフォントの装飾などは保存することができます。
そういった工夫を最初のうちにしておけば、後々かなり作業は楽になりますね。
動画編集の効率化に関しては、別の記事で詳しく書いていますので合わせて参考にしてみてください!
【動画編集の手順と流れ】効率化して時間短縮する方法を解説!まとめ
以上、今回は動画編集にかかる時間と、効率化する方法を紹介してきました!
動画編集は初めのうちは結構時間がかかるものだと思うんですが、慣れればかなり短縮できます。
短縮すればするほど、空いた時間で他の仕事をしたりすることができます。
生ハム帝国
皆さん工夫して、効率的に時間を使っていきましょう!